世界の味、寿司!
アメリカのオリジナル料理になった寿司
アメリカ人に今最もうけている日本料理といったら、やっぱり寿司です。 流行という域を通り越して、ほとんど定番的な料理になりつつあります。 サンクスギビングのときも寿司を作って友人とパーティーしたのですが、決して珍しい食べ物ではなくなってしまいました。 ただ、今一つ理解できないのは、なぜ寿司なのか?ということです。
アメリカの食事というと「そのマズさは世界的に有名」ですが、その原因は非常にクドイ味付けだと思います。 非常に大味というか、味より量が勝負というか、、、そういう彼らが、日本料理の一番繊細な味(だと思う)寿司の味を本当に理解しているのかは、ちょっと疑問ですが、こんなにバリエーション豊かで、様々な物がある日本料理の中で、どうして寿司なのかは未だにわかりません(元々健康的なダイエットフードとして日本食が取り上げられたのでしょうが・・・)。
ただ、同じ寿司でも、ところ変わればその姿もちょっと変わっています。 日本でもカリフォルニア巻という名前くらいは聞いた事がありますよね? 巻寿司の中身をアメリカ風にいろいろとアレンジしてくれてます、、、なぜか土地の名前が付いているものが多いのですが、例えばボストン巻、フィラデルフィア巻など様々です。 スパイシー巻なんていうアメリカ人受けしそうな巻ずしもあり、日本のお寿司屋さんが見たらビックリするような味まで登場しています。
寿司を出しているのも、日本食レストランだけでなく、客引きのためか、韓国レストラン、中華レストランなど様々で、最近では大手のスーパーでも寿司のパックを買う事が出来るようになってきました(日本みたいでしょ?)。 そう言えば、先日行ったスキー場でも寿司を売ってましたね、、、
アメリカに来るまでは、寿司がそこまで浸透しているとは知らなかったので、ちょっとビックリですが、現地オリジナルの味が出てくるくらいになったという事は、寿司もいよいよ国際的な料理になって来たという事でしょうか? そう言えば、アメリカのフードチャンネルというテレビで、「料理の鉄人」がすごい人気になっているらしいです。 ABCニュースでもアメリカ国民はおいしい料理に飢えているなんていう表現で、その模様を報道していましたが、もう何年かするとアメリカの食事事情も変わっているのかも知れませんね。
追記:2008/9/19
日本でもカリフォルニアロールなどの海外逆輸入スタイルの寿司をよく目にするようになってきましたよね。我が家でも巻きずしにアボカドを入れたりします。こうやって寿司もインターナショナルな料理になっていくのでしょうね。