Socialの意味
ビジネススクールの交流会 - Social
「Social」と聞いて何を思いますか?
うちのMBAプログラムで「Social」というと、週に一度の交流会を指します。木曜日の午後5時から、ビジネススクールの学生がラウンジに集まって、食事をとるというだけのものなのですが、やっぱりこれって意図的にこういう機会を作って学生同士や教授たちとの交流を深めるというのが目的みたいです。
たしかに、夏のオリエンテーションでも見られたように、近年、アメリカのMBAプログラムではチームワークに比重が置かれています。日本人ならチームの一員として必要最小限の責任を果すというのが当たり前のように教えられているので、自分にとっては意図的にチームワークを強調されるのが不自然な気もするのですが、まぁ、そこは文化の違いなんでしょうか?(最近日本人も本当に個人主義というか利己主義な方も増えてきましたが・・・おやじ入ってるぅ・・・)
追記:2008/3/12
日本の会社組織でもチームワークを維持するということはかなり難しくなってきていると感じます。最近では会社内での人と人のつながりの希薄さを解消するために、社内向けにSNSを導入するところも増えてきましたね。これまでは当たり前と思われてきた人的ネットワークも、こうやって会社をあげてつないでいかないと難しい時代になってきたことを痛感しますね。
ビジネスの世界も国際理解が大切
もともと、そのように、交流という目的で始まったSocialだったのですが、実際には、いつも同じ顔見知り同士が同じ席につき、なかなか交流の輪が広がらないという問題もあったみたいで、「もっと有効なSocialの利用の仕方を考えよう」という意見が今回提案されました。
そこで、Socialで食事をしながら、「留学生たちの母国を紹介する」という企画を立ててみました。うちのキャンパスのFull Timeの学生は2/5が留学生なのですが、なかなか自分達の国をよく知ってもらう機会がないので、ここぞとばかりに、留学生たちで提案したんです。
当日はインドからの留学生が民族衣装を付けて司会進行をし、タイ料理を用意しました。各国代表が一人ずつスピーチをしたのですが、いつものSocialにない雰囲気でなかなかよかったと思います。
ステレオタイプ的な見方かもしれませんが、アメリカ人は結構外国のことに関しては無関心(または無知?)なところがあるので、これってすごく良い機会だったと思います。だって「International Businessを展開するぞ!」って偉そうなこといわれても、その国の社会や文化をよく知ってもらわなければ、ビジネス自体が成り立ちませんよね。
あ、日本の紹介は私がしたんですが、こんな変なやつのいる国かぁ・・・と思われていないことを願いますね(笑)。