アーミッシュのくらし

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アーミッシュのくらし

Original Date: 1999年9月24日 

私たちの知らないアメリカの暮らし

ここはAmish関連の資料館です。 いつも、事後報告になるのですが、先週アーミッシュの村まで観光に行ってきました。といっても、アーミッシュって何?っていう人も多いと思います。アーミッシュ(Amish)とは、17世紀のスイスの牧師 J. Ammannが創始したメノー派の一分派(新興宗教)で、ヨーロッパから移住して以来, きわめて質素な服装, 電気・自動車を使用しないことなどで知られています。

たしか、映画ではハリソンフォードの「目撃者(Wittness)」の舞台になったのがアーッミシュの村だったはずで、この映画を契機に世界中にその名が知られることになりました。(興味がある人は、映画をみるとどのようなものかわかります)

アメリカで未だに電気・自動車を使わずに生活している村があること自体が信じられないのですが、アーミッシュには以前から非常に興味があり、訪れてみたかった場所の一つなので、非常にいい体験でした。場所もニュージャージーから日帰りできる距離にあります。ペンシルバニア州の小さな田舎町にその居住地があり、その街に入ると公道を走る馬車とすれ違ったりして、「おぉ・・・映画と同じ世界だ・・・」と感動します。

資料館の馬車を自分で引っ張る大馬鹿者の私です・・・ アーミッシュ「村」といっても、実際は近代的な町のなかにアーミッシュが点在して共存している感じで、世俗と切り離れた独立地区という私の想像とはすこし違う物でした。町にはたくさんの資料館や博物館等があり、彼らの生活を見ることができるのですが、してはいけないことは「馬車等で町を走っている彼らの写真を撮ること」らしいです。確かに彼らは宗教の教義としてそのような生活をしている訳で、見世物ではないですよね、、、ということで、本物のアーミッシュの人々の写真は撮ることが出来ませんでした。 (もちろん、個人の家に行って家を撮るとも論外です。)

便利さをとるか、アーミッシュの伝統を守るか

町を車で走ると、何度も馬車とすれ違い、タイムスリップしたような錯覚に陥るのですが、時代が進んで彼らも生活しずらくなっているんだろうなぁ・・・と思いますね。アーミッシュでは、青年になると一度町にでて、近代的な暮らしをした後、再び村に戻り、このままアーミッシュとして生きていくか、村を出て近代社会の中で生きていくかを選択できるようにしているそうです。

聞いたところ半々の割合で出て行く人・残る人がいるらしいですが、こういう文化を維持していくのは大変だろうなぁ・・・とも思います。私だったらどちらを選ぶでしょうか?

ペンシルバニア・ランカスター郡付近のAmish Village


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日時: 1999年9月24日
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