統計学ふたたび

統計学ふたたび

Original Date: 2000年2月14日 

統計学のチューターをすることに

前回のレポートで「最後の学期は遊ぶぞぉ!」と意気込んだのもつかの間、一本の電話がかかってきました。ビジネススクールのオフィスからで、内容は「MBA1年生の回帰分析(統計)のクラスのチューターをしないか」、という電話でした。

「なんで私なの??なんかの間違いじゃないの?」という質問をする隙もなく、「●●教授が、君がいいって推薦したからだよ・・・」といわれ、「はぁ・・・」と行っている間に話しは進み、勢いに押されてつい承諾してしまいました。

追記:2008/7/11
アメリカの大学(院)には割としっかりとしたチューター制度があって、学校から対価を頂いてチューターとして下級生に教えるという体制ができています。私が選ばれたのは、推薦してくれた教授の授業(サプライチェーン関連)で成績が良かったからだとのことでした。今思えば、選んでいただいて光栄でした
ですが、実際にチュータリングが始まると、集まった学生の興味は統計学そのものよりも、どうやってSPSS(統計ソフト)やエクセル等を使って簡単に答えを出すかというもの。ソフトの使い方ではなく、中身を理解して!と説明してもあまり聞き入れられず苦労したのを思い出しました。
安易に答えだけを求めてしまうのは、日本もアメリカも同じということなのでしょうね・・・。統計学のコンセプトはMBAでは本当に大事なので、ソフトの使い方よりも概念をしっかりつかんでほしかったのですけどね。

でも、よくよく考えてみると、えらい事を引き受けてしまったなぁ・・・とちょっと後悔。チューターだから気楽かな、とも思ったのですが、よくよく考えると、これって英語で教えるんですよね。しかもBasicじゃなくて、Advanced、、、それを考えると遊びどころじゃなくなってしまいました。

週末は統計学を一から勉強し直して準備

ぶあつい統計学の本です・・・はぁ・・・ 週末に統計学の基礎編のテキストをすべて読み直し、現在回帰分析のテキストを読み返し中・・・「でも、自分のためにもなるから」、と自分を騙しだまし再び統計学の勉強をするハメになりました。実際にチュータリングが始まり、学生はたくさんいるし、ホワイトボードで説明しなきゃだめだし、なんかチューターというより授業やってるみたいで大変なのです。英語と統計学を一石二鳥で復習できると思えばいいか・・・とポジティブに受け取るようにはしているのですが(^^;

外はこんなに天気がいいのに・・・勉強勉強(^^; MBAではどこでもたいてい統計学に関する授業が必修としてカリキュラムに組まれており、ほとんどの学生がこれに泣かされています。 さすがに数学系が得意な日本人もこればかりは苦労するようで、わたしも例外ではなかったのですが、、、みなさんもMBAに来る前に、簡単に基礎だけ勉強してくることをお勧めします。

でも、これで「今学期は思いっきり遊ぶ計画」はちょっとボツになったかな・・・と思っている私でした(笑・あ、ところで今日はバレンタインなんですけどね、、、M&Mチョコレート1つゲットしました^^;)。


日時: 2000年2月14日
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