留学中の病気は大変

留学中の病気は大変

Original Date: 1999年10月15日 

日本とアメリカで大きく違う医療事情

アメリカに来て病院のお世話になることはないと思っていたのですが、先日初めて学校の保健センターに行ってきました。私の中では、行きたくない場所のリストには必ず病院が入っています。本来は人の病気を治すための場所なのですが、なぜかあの病院の独特の雰囲気が好きになれず、気分が滅入ってしまいます。

大学の保健センターにある薬局です ちょっとくらい風邪をひいても病院に行くということは日本ではなかったのですが、ついに行ってしまいました。といっても風邪ではありません。ちょっとしたアレルギーだと思うのですが、右腕の内側に発疹が出来てしまいました。最初はすぐになおるかなぁ・・・と思っていたのですが、なかなか直らずついにギブアップ、、、それで保健センターという訳です。

日米の医療事情の違いを感じるとすれば、医療費に関する保険制度と薬に対する考え方でしょうか? ER(アメリカで人気の医療ドラマ)等を見ていて思うのですが、アメリカの病院では保険がないと治療してもらえません。日本でもおなじですが、医療費というのは想像を超える額です。国民健康保険制度のないアメリカでは、自分の保険の善し悪しで治療の内容が変わってしまうのです。ですから、留学生には学校からの保険が義務付けられています。

追記:2008/4/30
この件とは別に、留学当時、私の相方が交通事故で車にはねられるという事件が起きました。その時も驚いたのは、「救急車に乗るか、歩いていくか、どうする?」と選択を迫られたこと。はねられた被害者が歩いて病院に行くことなど日本では考えられませんが、救急車が有料であるアメリカでは支払い能力があるかどうかがポイント。加害者も、裁判して負けるか相手方の保険会社との交渉が終わるまで費用弁償しないので、自分の入っている保険で検査の内容が変わってきます。ある意味、恐ろしい社会ですね。

薬の表記は「とっても強い - Very Strong!!」

一方、薬なのですが、日本と違い薬のうたい文句は「Very Strong」です。つまり強い薬だからよく効くというわけです。日本ではそんな書き方をしたら恐くて誰も使いたくなくなってしまいます。私のアレルギーにもステロイド剤を奨めました。日本ではステロイド系の薬をアレルギー性の皮膚炎に奨めることは非常に少ないです(副作用があるため)。自己回復力を高める・・・という東洋医学的発想がそこには見られません。

ところ変われば、その習慣もすべて違います。アメリカの医療事情を自分で体験するとは思いませんでしたが、社会保障制度という点からは非常に劣っている気がします。これだけ景気がいいと騒いでいるのに、貧しい人たちは医療費が払えず苦しんでいますから、、、

追記:2008/4/30
日本でも2005年ごろから格差問題がクローズアップされ、医療格差や賃金格差で、十分な医療を受けることができない人達が大勢いることが明らかになっています。健康や命までお金で買う時代になってしまった日本。アメリカが先に経験してきたことを参考にできない日本政府は何をしているのでしょうね。残念です。


日時: 1999年10月15日
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