カレーは日本食?
アメリカの住基ネット「Social Security」!一難さってまた・・・
アメリカに到着後、最初にしようと思ったことが2つあります。
一つは銀行口座の開設で、もう一つはSocial Security Number(以下SS番号)の取得です。このSS番号とはいわゆる「国民総背番号制」であり、アメリカでは居住者の全てが当たり前のように持っているものなのです。銀行口座の開設から自動車免許の取得、賃貸契約、クレジットカードなど、あらゆる社会活動の場面において提出を求められます。
よってこの番号なしにアメリカで生活するということは非常に困難を伴います。銀行の口座もチェック(小切手)を使用するアメリカの習慣には必要不可欠であり、この二つをできるだけ早く整えたかったのです。
到着翌日、さっそくSSオフィスに出かけ、申請書を記入して担当官に提出すると、「学校からのLetterはどうしたんだ?」と聞かれるのです。意味が分からなかったので「What kind of letter?」と聞き返したのですが、どうやら「労働許可書」のような文書が必要だということです。
結局、SS番号を取得することができませんでした。以前から、留学生は取得困難であることは聞いていましたが、97年から移民法が改正になりF-1ビザ(留学ビザ)でのSS番号取得は不可能になったみたいです・・・・・
ちょっとあせりました。これは、これからの生活に多大な影響がでると思ったからです。結局SSオフィスから番号が取得できない旨の証明書を発行してもらい、様々な場所でSS番号がないことを最初から説明しなくてはならないのです。アメリカにおいてSS番号は最強の身分証明になるので、これがないとなかなか受け入れてもらえないのです。やっぱり苦労が続きますね・・・・・
郊外のモールへ買い物。でも、福井の生活とおなじかも・・・
気分を入れ替えて、生活環境を整えようとShopping Mallへ行き生活雑貨をそろえます。郊外型のShopping Mallには広大な面積の駐車場と低層の店が建ち並んでいるのですが、私の実家もいなかなので、あまり目新しい風景ではないです。車にのって郊外店舗に買い物に行くという生活パターンは日本にいたときと同じです(笑)。
中古で購入した車です・・・。私の場合、基本的な生活パターンは日本と同じです。
追記:2008/2/18
この中古のVOLVO、かなりの年期が入っていて、実は1ヶ月で故障してエンジンがかからなくなりました。結局、別の中古車(フォルクスワーゲンGOLF)を買うことに。このGOLFは結構いい買い物でした。
ここ(NY近郊)では日本人も結構住んでいて、Mallのひとつに「ヤオハン」があります。ここにくると大抵の日本の品物が揃ってしまいます。ただ、価格が物によって2~3倍もするので、品物によって店を使い分ける必要が出てきます。外では日本語版「読売新聞」の勧誘をしてるし、「本当にここってアメリカ?」と疑いたくなるような光景でした。
Shopping Mall付近です。ここにくれば生活雑貨がほとんどそろいます。マンハッタンのちょうど対岸ですね。夜景もきれいなんです。
Edgewater 付近の地図
人種のるつぼ - 同じ民族があつまって街を形成
確かに中国人だって中華街をいたるところで形成してますし、韓国人だってメキシコ人だって同じです。NY、NJ近郊では普通に生活していても、いたるところでスペイン語が聞こえてきます。人口の1/4はスペイン語系だというから驚きですが、確かにマンハッタンを歩くとスペイン語の看板だらけです。まさに人種のるつぼを感じましたし、東洋人に対する偏見だって根強いものがあるみたいです(全員じゃないですが)。
こうやって同じ民族が集まることで少しでも社会的強者になろうとしているところを目の当たりにし、なぜか世界史の一こまを見てるような気もします(ちょっとおおげさ)。
まあ、私も民族意識にかられてか、「よし!日本食でもつくるか!!」という気になり意気込んでスーパーに入りました。が、入り口でカレールーの特売をやっていて、思わず「やっぱりカレーだ!」と思い、結局その日の夕食はカレーになってしまいました。でもカレーってもう日本食だよね?(一応自己弁護)。
「ヤオハン」では炊飯器も買いました。3合炊きの小さいものですが、$99.9と思っていたよりも安かったです。アメリカ居住後最初に自分で作った日本食がカレーというのも、またおつなものと自画自賛しながらおいしくいただきました。
炊飯器でご飯を炊いて、カレーの支度です、、、
アメリカ生活開始後、最初に作った記念すべき日本食?「カレー」