２ヶ月間のサバイバル

１月半ぶりの報告です。やっと授業にもなれて・・・と言いたいところですが、まだ英語に悪戦苦闘しています。特にヒアリングには苦労してます。授業内容にもよりますが、ちょっと複雑な内容になるとまったく歯が立ちません。どこかの英会話学校のコピーで、「聞くだけで英語がものになる！」みたいなＣＭをやっているところがありますが、あれは全くのウソだと痛感している今日このごろです。

まぁ、愚痴はこの辺にして、前回の予告どおり、うちの学校のMBAプログラムの紹介を私の感想も交えて書きたいと思います。カリキュラムは典型的なMBAで、１年目に必修科目を取得し、２年目から各自の専門に別れるというものです。

確かに、Rutgers University の MBA というのは他の有名私立と違い、ランキングの上位にある訳でもないので、日本人への知名度という点では一歩劣ります。が、東海岸一の大学規模をほこり、Academic School としてはそこそこの評判らしいです。たしかにニューヨーク近郊で Rutgers レベルの公立というと他には Penn State ぐらいしかないですね。また立地条件もマンハッタンに近いということもあり、Wall Street 周辺への就職率も非常に高いらしいです。

私はスポンサーの関係でこの学校を選ぶことになったのですが、クラスサイズが非常に小さく、特に私のいる Newark Campus は協力的ムードがあって、非常に居心地がいいです。Rutgers Univ自体のメインキャンパスは New Brunswick という大学街にあるのですが、ＭＢＡのメインキャンパスはNew Yorkのすぐ隣りのニューアーク ( Newark ) になります。

追記：2008/2/27
スポンサーの関係で、と当時書きましたが、正確にはスポンサーではなく所属していた組織ですね。私の場合、ちょっと複雑でスポンサーである奨学金の提供元からはどこでもよい旨を受けていて、本当は別な学校に行く予定だったのです。まぁ、結果的にラトガース大学に行くことになりました。ラトガースは日本での知名度は今ひとつですが、Queen'sCollegeから始まっているというアメリカの大学の中でも有数の歴史を持つ大学のひとつです。日下部太郎という明治の偉人もそこで学んだという伝統ある大学です。

大量のリーディングに悪戦苦闘

９月に本格的な授業が始まって、最初に思った事は「宿題、特にリーディングの量が異常に多い」ということでしょうか？はっきり言って授業内容を消化しきれていません。実際クラスの３分の１が留学生なのですが、みんな宿題の量には「多すぎてじっくり考える時間がない」と不満をもらしています。

まぁ、授業内容に関する評価はまたの機会に書きたいと思いますが、アジアからの留学生が多いのが非常に嬉しいですね。ちなみに日本人は私以外に１人だけいるのですが、キャンパスが New Brunswick なのでなかなか話す機会がないです（悲）。でもやっぱり日本人がいるというのは心強いですね！

それでも世界の中の日本 - 海外から見た日本の姿

あと、日本人というと周りから一目置かれているような気がするのは、やっぱり日本経済のお陰なんでしょうか？今は不況の真っ只中みたいですが(それでも景気のいい会社はあると思いますが･･･)、日本経済の話題がよく登ります。

マネジメントの教科書の中にも日本的経営手法が数多く紹介されていたりするのを見ると、もうアメリカに経営学を学びにくる必要がなくなってきたのでは･･･と思ったりもするのですが、、、どうなんでしょうか？先日も授業で Harvard Business Review の最新号を使ったのですが、その中でトヨタ自動車の経営手法が賞賛されていました。まぁ、トヨタはアメリカ人にもっとも研究されている日本企業の一つみたいですが、外に出て初めて日本企業の経済力を客観的に見た気がします。

また思う事があったらいろいろ書きたいと思います。

第一学期のクラススケジュール