テキサス州オースティン・レポート - Newsletter 2010/02
1月は急なアメリカ出張で、皆様にはご迷惑をおかけしました。今回はテキサス出張で見つけたアメリカらしい一面をご紹介できたらと思います。
テキサス州はどのあたりにあるかご存知ですか?場所はアメリカの南部でメキシコと国境を接しています。
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最近だと、ハンバーガーのテレビCMでその名前を耳にしている方も多いと思います。人口はなんと2200万人以上で面積はフランスよりも大きいことを現地に行ってから知り驚きでした。
福井の大学連携「Fレックス」がアメリカで注目!
一部新聞でも報道(日刊県民福井、中日新聞)されましたので、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、今回のオースティン出張は、福井県立大学が中心となって進めている文部科学省の大学連携事業「Fレックス」について、アメリカ最大の高等教育機関である「EDUCAUSE(エデュコース)」の総会にて発表することが目的でした。
「Fレックス」とは、福井県内の各大学をひとつの仮想的な大学として機能させることで、福井県全体の高等教育のレベルアップを目指していく事業です。アメリカの高等教育機関でも、学習環境をどのように整備すべきかということに非常に関心が高まっており、福井でのこの取り組みが大きな注目を集めました。Fレックスについては、毎月、高等教育に関する研究会を開催しておりますので、また機会があればご紹介していきたいと思います。
州都オースティン
古い街並みと近代的ビルが調和した音楽の街
オースティンですが、いわゆる名所というものはほとんどありません。後でご紹介しますが、テキサス大学オースティン校という名門大学がある大学町です。また、アメリカの作家オーヘンリーの家(左の写真)があったり、世界最大のコウモリの生息地(右の写真の橋の下)で知られるくらいです。
街並みは美しく、古い通りと近代的なビルが上手に調和した街です。ジャズ音楽などの生演奏をしてくれるレストランが軒を連ねる「6th Street」が有名で、多くのライブハウスで毎晩のように様々な音楽が演奏されているとのこと。通りにも演奏を聴きに来た観光客だけでなく、楽器を持ったミュージシャンを多く見かけました。
残念ながら演奏を聴きに行く時間はありませんでしたが、昼食に本場のテキサスバーガーを食べてきました。その大きさにちょっとビックリです。
ここはメキシコと国境を接しているだけあって、メキシコの影響を受けた料理が多くあり、「TEX-MEX(テクス・メクス)」と呼ばれるスタイルとして確立しています。
写真のハンバーガーのお店でも、注文しなくてもトルティーヤ(メキシコ料理のタコス等に使うチップス)が付いてきました。
州議事堂でブッシュ前大統領に会える?
テキサス州といえば、ブッシュ前大統領が州知事をしていたことでも知られます。
街の中心部にある州議事堂に行くと、議事堂内にブッシュさんの肖像画がありました。職員の方に聞くと、ここの議事堂はワシントンDCにある連邦政府のものよりも大きいことが自慢だとか。
また、かつて、テキサス州は独立国だったこともあるらしく、アメリカ合衆国の中では影響力が非常に大きい州であることも実感しました。
伝統の名門校テキサス大学オースティン校
オースティンと言えば、テキサス大学オースティン校も有名。
アメリカでエリート大学といえば私立大学ばかりですが、ここテキサス大学は公立大学でアイビーリーグといわれるエリート私立と同等の教育を受けられることでも知られています。
福井の教育環境もテキサスに負けないように頑張りたいですね!
また機会があれば、こんな海外と日本の違いをお届けします!See you next time!