ロンドン・ランカスター・レポート - Newsletter 2012/08
個別トレーニングおよび英会話を担当している沢崎敏文です。オリンピックに沸いているこの夏のイギリスですが、実は、私もイギリス・ランカスター大学で開催された「Mahara UK12」という教育カンファレンスにて発表のため、6月30日から7月5日までイギリスに行ってきました。
オリンピックの熱気 - London Olympics 2012
既にオリンピック開幕まで1か月を切るロンドンだったので、空港は大混雑。飛行機が到着してから入国審査を受けて空港を出るのに2時間もかかりました!
大英博物館 - British Museum
ロンドンに着いて誰もが足を運ぶ観光スポットの一つに大英博物館があります。世界最大規模の博物館ですが、入場料はなんと無料。ロゼッタストーンが有名ですが、オリンピックという
こともあり、それにちなみ古代ギリシャオリンピックの「円盤投げ」の像が目玉として展示されていました。(ロゼッタストーンには人だかりができていました。やはり何度行っても、ここが一番のお目当てなのだと思います!)
イギリス列車の旅
今回の目的地はランカスター大学。ロンドンから特急列車で3時間ほど北に移動した大学町です。イギリスは日本同様に鉄道網が発達していてほとんどの場所へ電車で行くことができます。切符の買い方や指定席も日本とほぼ同じですが、違うのは指定席の扱い。座席に「Available」と書かれていると、誰も予約していない座席という意味。なので、指定を取っていない場合はこの座席を探して座ってもOKです。
(上の写真は左がユーストン駅、右が駅構内です。)
(左はランカスター行きの特急、右はランカスター駅到着の様子。)
ロンドンとランカスター:
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ハリーポッターの世界へ!?
イギリスは目的地によって利用するターミナル駅が変わります。今回はユーストン駅を利用したのですが、そのすぐお隣にはハリーポッターの9と3/4番ホームでおなじみのキングスクロス駅が!実際には4番、5番ホームの看板を掛けかえて撮影したそうです。
(右の写真に見覚えのある方も多いのでは?右端の柱が例のホームです。)
イギリスは英語の本場?
イギリス英語とアメリカ英語
イギリスといえば英語。今では世界共通語として広く使われ、特にアメリカの影響が強いためアメリカ英語が標準になりつつありますが、英語というくらいですから、イギリス(英国)の言葉なのです。しかし、英語の歴史は複雑で、他国の言葉の影響やイギリス国内でも様々な方言があり、私たちが普段教科書で見る英語とはまた違った英語表現があるのも事実。たとえば、ハンバーガーを持ち帰る場合の英語は「Take out」ですが、イギリスでは通じません。「Take away」と言うのが一般的。TOEICなどの資格試験でも、最近では様々な英語表現が出てきています。こういう視点で英語を勉強しても面白いですね!
Mahara UKでの発表
今回の発表は、大学の授業で「振り返り」として利用している「Mahara」という仕組みの日本での現状と今後についての内容です。イギリスの大学の先生たちを前に少し緊張しましたが、日本の大学教育を紹介し、また、お互い情報交換できたことは非常に有意義でした!「振り返り(Reflection)」とはまさに、自分の学んだ内容を見直して、再度取り組んでみること!効果的な学習には明確な目的意識と反復継続が重要です。これら成果を教室にもフィードバックできるように
していきたいと思います。