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 No.3 大学院に出願しようと思った理由
ラトガーズ大学に編入して取ったクラスは、ESLにしろ教育学にしろ、授業内容は非常に濃く、勉強になるものばかりでした。満足に発言できない私を教授方は気遣ってくれ、苦労しながらも授業と宿題をこなしていきました。
 
 でも、「ちょっと違うぞ」という思いを私に抱かせたのはクラスメートたちです。確かに、授業中はひっきりなしに手を挙げて発言し、「さすがアメリカ」と実感しました。先生の問題提起に関して「何と答えようか」と私が頭の中で考えているうちに、他の生徒たちは次々と発言していき、ようやく頭の中で答えがまとまったときにはクラスは次の話題へ変わっているという様子です。

でも、よく聞いてみると発言の内容自体はさほど内容の濃いものではなく、思ったことをそのまま述べているとった感じです。「よく考えてから発言しなさい」という日本での教育と、「自己主張が大切」というアメリカでの教育の違いを身にしみて感じました。(授業中の発言回数が成績に響くということもあります。) 

 また、私とクラスメートとは年齢による違いもありました。日本で大学を卒業し、就職経験もある私とちがい、クラスメートはほとんど10代。発言を聞いていても、「若いなあ」と実感するばかりで、内容に関して感動するということは少なかったような気がします。 

ということで、大学編入後半月にして、「大学院に入って専門教育を受けたい」という思いを持つようになりました。大学院ではより高度な専門教育を受けることができますし、クラスメートの質(といっては失礼ですが)も格段にあがります。アメリカに来る前は「大学院なんて受けても受からないだろうなあ・・」とあきらめていた私ですが、「受からなければこのまま大学に残っていればいい」という余裕(?)もあり、大学院にチャレンジしてみることにしました。

 目標はラトガーズ大学教育学部大学院!以前から関心のあった外国語教育を専攻することに決めました。
ラトガーズ大学教育学部大学院(Graduate School of Education)は教育の分野で全米トップ25に入る名門校です。(アメリカの大学は専門によってランキングが大きく違います。)

大学院出願に向けての準備の始まりです。
  

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