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No.4 大学院受験に必要なもの
1.TOEFL おなじみの、留学生向けの英語能力試験です。何回も受験するとだんだん問題に慣れてきて、点数もアップしますので、余裕があるうちに複数回受験することをおすすめします。大学院受験の場合、575-600点ほどは必要です。
2.GRE アメリカ版「大学院入試センター試験」のようなものです。大学院を受験する人は、アメリカ人、留学生を問わず受験が必要です。General Test とSubject Test(専門分野別)の2種類がありますが、文系受験の場合は、通常GRE General Testを受けて、点数を報告します。 

General Testの内容はVerbal Ability、Quantitative Ability、Analytical Abilityの3分野。Verbal Abilityは語彙力をみるような「国語」のテストですので、留学生にはほとんどお手上げです。Quantitative Abilityは主に数学ですが、高校1、2年の数学力があれば、解ける問題ばかりです。Analytical Abilityは「知能テスト」のようなもの。慣れればコツがつかめてきます。

GREを受験する場合は、、Quantitative Ability、Analytical Abilityに的を絞って勉強しましょう。ネイティブじゃない限り、Verbal Abilityで高得点をとるのはまず無理です(留学生対象のTOEFLとは比べ物にならないくらい難しい。私は、Analytical Abilityで満点、Quantitative Abilityでほぼ満点を取り、Verbal Abilityでの不利を挽回しました)。

3.エッセイ 特に指示がなければ、「志望動機、将来の抱負や目標、資質や能力」などを書きます。学部によっては、エッセイの内容について細かい指示がありますのえ、その場合は指示にそって必要なことを書きます。

文法の誤り、スペルミスなどはもってのほかです。できれば二人以上のネイティブにチェックしてもらいましょう。)

4.推薦状 大学によって違いますが、3通ほど必要です。「受験者がいかに優れているか」を書いてもらいます(笑)自分がいた大学のゼミの教授に書いてもらうのが一般的ですが、就職経験がある方は職場の上司に書いてもらうのもいいでしょう。

私は、日本の出身大学の教授、元の職場の上司、そして1学期間お世話になったラトガーズの教育学の教授に書いていただきました(同じラトガーズ大学の大学院に出願するのですから、これは効き目大だったかなあ・・・とても良い先生で、お願いしたら二つ返事で引き受けてくれました)。

内容は、推薦状を書く本人が1から書くこともありますが、「こういうことを書いてほしい」と受験者からお願いすることもあります。

 *将来どんなことで出身大学の教授にお世話になるか分かりません。年賀状くらいは出しておきましょうね。)

5.大学の卒業証明書 出身大学に頼めば英文で出してくれます。成績の平均点(GPA)を大学側は見ます。
6.大学の成績証明書
7.受験票  各大学所定の用紙に記入します。
8.申請料

ほとんどの大学では、出願に際して40-10ドルの申請料が必要です。申し込み後は返金されません。送金小切手を願書に添えて送付します。

*日本の銀行で送金小切手を作ると、手数料がかなりかかります。郵便局の方が手数料が安いのでおすすめ!

9.財政能力証明書 留学のため保有している金額や財源などを書きます。銀行からの英文の残高証明書など、財政状況を証明する書類を添えて提出します。