その理由の一つは、先生が厳しいということ。たくさん宿題を出し、学生側もそれに答えてちゃんと勉強しないと、単位が取れません。また、「せっかく高い授業料を払っているんだから、勉強しないと」という意識を持っている学生も多く見受けられました。

ということで、私も日本語のクラスでは毎回大量の宿題を出し、テストも数多く実施しましたが、ほとんどの学生（100%とは言えませんが）は真面目にやってきて、私を驚かせました（日本人の大学生だとこうは行きません）。

でも、日本人から見ると理解に苦しむ、アメリカ人学生と日本人学生とのささいな違いもあります。

筆箱を持ち歩かない…筆記用具はかばんのポケットなどに適当に入れているだけです。

鉛筆・消しゴムを使わない…授業中、ノートをとる時は、ボールペンを使い、修正が必要なときは修正ペンを使っていました。「どうして鉛筆と消しゴムを使わないの？」と尋ねたら「鉛筆と消しゴムは小学生くらいしか使わない」という答えでした。