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No.1 アメリカは人種のるつぼ?
アメリカは「人種のるつぼ」(Melting Pot)だと言われています。確かに、アメリカにいると、ヨーロッパ系白人の他に、ヒスパニックやアジア系、African Americanなどなど、様々な人種の人達の姿を目にします。どちらを向いても同じような顔、肌の色をした人々が見える、日本という国から来た私には、アメリカではいろいろな人種が交じり合って住んでいるということで驚き、「人種のるつぼだなあ」と実感したものです。

 でも、しばらく暮らしてみて気がついたのは、「あれ、そんなに混じりあっていないぞ?」ということです。確かにマンハッタンのような大都会では、様々な人種の人達が一緒に暮らしているかも知れません。でも、一歩外に出てみると、街ごとの特色があるのです。korean系住民の多い街、黒人の多い街、イタリア系住民の多い街など、明らかに人種による住み分けができているのです(もちろん日本人が多い街もあります)。

 だから、街の境界線を一歩越えただけで、雰囲気ががらっと変わるということもよくあります(急に治安が悪くなったりするので要注意!)

 いろんな人種の人々がいるとはいえ、やはりかたまって住んだ方が都合がいいんですね。Koreanが多い街には、韓国料理レストランがあり、韓国系スーパーや床屋があり、韓国語の新聞が手に入る。そして何よりも、自分と同じ言葉を話す人々がいて、いろいろな情報が手に入る!(チャイナタウンがいい例ですね。)

 もしアメリカに行く機会があったら、こういう点にも注意して街を観察してみてください。